最後の通常出勤日

ちょうど一ヶ月前。
残っている通常業務もあるわ、自分の席の後片付けも全部やらなきゃだわ、だけど送別会があるから残業するわけにもいかないわ…という慌ただしい一日でした。
結局最後の日までやりたいこと(環境整備とか)全部なんてできなかったけど、ここまできたらもう諦めです。
その日やらなければならないことだけをきちんとやることにしました。

…と言いつつ、“最後だから”と周りの人たちと話す時間が多くなってしまって、ただただ時間だけが過ぎて行ったような気がします、実際は。

夕方。
同じ仕事をしているパートさん(50代の女性)が帰る時間になりました。
同じ部署の中では一番新しく入った方ですが、その短い期間でもとてもお世話になった方でした。
あの場所で会うのは最後だからどうしてもお見送りしたくてわたしも外に出たはいいけど、結局2人で話しているうちにこらえきれなくて途中からぼろぼろ泣き出してしまいました。
そんなわたしを見て、その方も涙していました。
「いろいろ大変だったと思う。ひとりで全部抱えてるようなかんじがしたから。」
「仕事教えてくれたのがあなたじゃなかったらやってこれなかったと思う。」
と、その方は言っていました。
わたしみたいな文句ばっかりいっちょ前な小娘に仕事教えられるのもいい気しないだろうな…って思っていたけど、そんなことを言ってもらえて恐縮する気持ちでいっぱいになりました。

退社時間。
身の回りの整理だけでもしっかりしていきたい、と思ってはいたものの、ばたばたして終わって結局わたしが最後に職場を施錠して出るかたちになってしまいました。
最後の最後、パソコンを消す前にわたしはまたメールを1通送りました。
宛先は2名の営業さん。
わたしは誰にも退職のことを告げてはいなかったけど、諸々の理由から感づいて声をかけてきた方が2人いたのです。
その方たちにも電話であいさつできれば一番よいことはわかっているけど、もう自分が泣いてしまうのは目に見えていたからまたメールで、しかも帰る直前にしました。
『直接話すのが苦手なので、メールで終わらせてしまう非礼をお許しください。』と本文に書き、直筆のメッセージは前日と同じように画像で添付しました。
これがわたしの最後の一仕事でした。

夜。
部署の方から送別会を開いていただきました。
人生初の送られる側でした。
わたしみたいな何もできない人間が入ってきてさぞかし不安に思っただろう先輩方に
「いなくなってからの部署を想像できないよ」
「不必要なことはやらない!捨てる!って言って、いろいろ変えてきてくれたから功績は大きいと思う」
って言っていただきました
(周りはみんな年上だし先輩なのに、あれしろこれしろとうるさい人間だったと思います…。)

思いがけない人からプレゼントをいただいたりして、本当に感謝の気持ちしかない日でした。
あたたかい気持ちで帰路につきました。

翌朝の土曜日。
いつもどおり早い時間に目覚めました。
(仕事をしていた頃、毎朝4:45~5:15には起きていました。)
もう今日からあの場所で仕事しなくていいんだ…休日出勤もしなくていいんだ…でもわたしがいなくなることで休日出勤を強いられる人も出てくるんだよなあ…と思わずにはいられませんでした。
と同時に、思い出されるのはばたばたしすぎてパソコン内のあれもこれも消し忘れてきたな…ということ。
悩んだ末、休日出勤の当番さんが来る前にもう一度整理してくることにしました。
急いで支度をして誰もいない職場に到着。
当番さんが早めに来るといけないから作業もまた慌てながらでしたが、思い出した部分については全部消去してきました。
(IEにバラの育て方のホームページとかブックマークしたままだったよ。笑)

そしてメールソフトを開いたとき。
わたし宛に返信が来ていました。
2人の営業さんから連名で来たものでした。
送別会の時間に来たメールだったから本来はわたしがもう見ることのなかったものです。
もう会うことも話すこともないのにただメールを送りつけてさよならをした人からです。
それなのに…とてもあたたかい内容のメールでした。
携帯から長々と打ってくれたわたしを応援するメールでした。
朝の事務所でまたほろりと涙が出ました。

わたしは自分なんて不器用で人付き合いも本当に苦手で、社会人や会社勤めに向いている人間とは程遠いと思っているけど、それでもこの何年かの間にほんの少しでも役に立てたのかなあ…という気がしています。
明日は契約終了の日です。
最後なので1ヶ月ぶりにみなさんのところへ行ってきます。

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