最後の出勤日の前に

最後の出勤日の3日前。
夜にうっかりYouTubeで道重さんの卒業ライブなんか観てしまい
この時点で少し涙もろくなってしまっていました。
“毎日当たり前のように行っていた場所にもう行かなくなるんだ”
“居場所がなくなるんだ”
“最後まで出来る限りのことはしよう”
そう思っていました。

2日前。
いなくなるとしても、誰にも言わずに去ることができたら一番楽だ。
あいさつなんてきっとできない。
なぜなら泣いてしまうから。

だけど、わたし指名で仕事の依頼をしてくれていた人も何人かいる。
その人たちの前からぱっと消えていいんだろうか?

言いたいけど言えないまま定時になってしまい、周りのみんなが帰りました。
わたしと兄貴(仮名)とが事務所に残りました。
そこで、わたしは便箋に自分の字で書くことにしました。

「来月で退職することになりました。
通常出勤は明日で最後になります。
今までお世話になりました。
本当にありがとうございました。」

事実と一言のお礼しか書かないままでしたが、この拙い文を画像にして、一番わたしを頼ってくれていた人の個人アドレスに送りました。
(業務上でその人の個人携帯のアドレスも使っていたのです。)

その後、すぐに電話がかかってきました。
…泣かれました。
その人は、わたしと10歳は年が離れていると思われる3人の子持ちのお父さん。
かなりショックだったらしく、「この職場に入って初めて泣いた」と言われました。
わたしだけじゃなく兄貴(仮名)もいなくなることを知り、悲しみながらも2人にとても温かい言葉をかけていただきました。
「何かあったら駆けつけるから、俺の番号とっておきな!」と言ってくださいました。
わたしも喋りながらずっと号泣でした。
泣きながら、そのうちあいさつに行くことを告げました。

…その日は家に帰る間も帰ってからもずっと涙が止まりませんでした。
翌朝になっても止まりませんでした。
涙腺がおかしくなってしまったと思われるくらい、ずっと泣けていました。
目を腫らしたまま最後の日を迎えました。

(10/2 国営越後丘陵公園のコスモス)

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